どんな職業やスポーツ、ダンス、楽器、武道などにも必ず基礎がありますが、カイロプラクティックも同じように基礎があり、いきなりホームランを打つ事はできません。
私は学生の頃、剣道と弓道をちらっと齧っていましたが、剣道は全然向いてなくてダメで、弓道はビギナーズラックみたいなもんで一時は当たりまくっていましたが、基礎が出来ていなかったので即落ちこぼれとなりました。
カイロプラクティックは、向いてないとか基礎が出来てないとかの理由で辞めたくなくて、それで頑張っているのかもしれません!
ずっと興味があって続けてきましたが、やっと面白さに気づき始めたところです。
カイロプラクティックの基礎ですが、
〈体に触れるまでに、臨床に立つまでに知っておくべき事〉
の基礎だけでも解剖学・生理学・病理学・組織学・発生学などがあり、
〈実際に臨床に立って患者さんに接する時の基礎〉
の中でも“触れるの前の基礎”と、“触れた後の基礎”があって、
“検査で触れる時の基礎”と“モーションを確認する時の基礎”、“アジャストメントを行う時の基礎”
それぞれの際の“術者の立ち方の基礎”、
術者がその立ち方や手の形をキープしやすくする為の“普段から行うべき筋トレ・エクササイズの基礎”
などなどなどなどなど、カイロプラクティックでは一挙一動全てに基礎があります。
基礎をマスターするのに何十年もかかるんじゃないか、もはや基礎だけで十分なんじゃないか?!って思いますよね。
基礎のいい所は、答えがちゃんと出ているところです。長い歴史の中で確実になったものが基礎で、揺るぐ事はそうそうありません。
これから先、カイロプラクティックの応用を勉強する時にも、この基礎をガッチリ固めておけば悩む事も減るし、応用を生かせるんじゃないかと思います。
私は開業して間もない頃に、国際カイロプラクティックカレッジで行われている榊原D.C.のセミナーによく参加させて頂いてました。榊原先生のセミナーは毎回面白くて、わかりやすく、すぐに役立つテクニックをたくさん教えて頂きました。今までこうして院を続けて来られたのも、そのセミナーで教わった知識や技術があったからだと思います。(それとセミナー後の、セミナーを上回る時間の飲み会のおかげです。懐かしいな〜。)
その頃よりはカイロプラクティックの基礎が少し分かるようになっているはずなので、応用のテクニックを、もっとスペシャルなものとして活用出来るようになればいいなぁと思います。
基礎が大きな木の幹だとしますと、応用は枝分かれした先に咲いた貴重な花って感じですかね。花を乱用しまくるのは、なんか忍びないというか勿体ないというか。
これからもっと土台をガッチリ安定させてから、応用を使いこなしていきたいです。
こちら、三種の神器(まだまだ他にもありますが!)である大事な参考書です。全ページ全部大事!みたいな感じです。
カイロプラクティックの基礎は果てしない!