始めからカイロプラクティックを一つのジャンルとして捉えて勉強をしている先生方はあまりわからないことかもしれませんが、リラクゼーションカイロ系からヌルっと転身してきた自分としましては、なかなか自分メソッドの呪縛から離れられずにいます。
やはり、今後もカイロプラクティックをやるからには自分の考えではなく、きちんとしたフィルターを通して患者さんと向き合うべきではないか!と思って国際カイロプラクティックカレッジのブリッジコースを受講したのですが、まさにお望み通りの分厚いフィルターをGETしたのであります!!
これはコースで使われた学習教材なのですが、単に基礎医学やテクニックを羅列しただけのような教材ではなく、120年に渡る長いカイロプラクティックの歴史で確立された理論や考え方、簡単に言うとカイロプラクティックに貢献してきた先生方の脳内が記された教材です。かなり細かく専門的な内容で難しいところも多いですが、何回も読んで書き写したりして少しずつ読み解いてます。
例えば、この部位のこの症状の場合考えられる状態は何パターンあって、この質問がYesならこっち・Noならこっち、というアルゴリズムから原因と改善法を導き出してくれる、言わばカイロプラクティックの思考回路(ダジャレみたいになっちゃった!)のような感じです。
フィルターとか軽い感じで言ってしまいましたが、実際のところそう簡単に答えが出るものではなく、人の体は絶対にこう!というのは無いので、常に目の前の患者さんのことを考え続けるという姿勢が大事になってきます。ある程度はこれまでの自分の経験から出た答えに頼るのも良いのかもしれませんが、それだとまた自分メソッドになってしまい危険!
まずはこの教材や参考書からヒントをもらって、あとは過去に参加したセミナーの資料を読み返したり、何よりも信頼のおける先生方に相談してみるようにしています。
何事もセンスを身につけるには努力の積み重ねが必要ですね!
浅い知識と経験と勘から理論を展開する自分メソッドからの脱出を目標に!患者さん中心のカイロプラクティックを続けていきたいと思います。
話は逸れますが、最近占いを本格的に勉強し始めた患者さんの話で、
“ずっと占いが好きで、よく友達や家族の占いをしていたけど、ちゃんと占いの術(名前は聞き忘れてしまいました)を勉強し始めたらもう自分流の占いは出来なくなった。前の方が楽しいのは楽しかったけど、本物を知ってしまったらもう出来ない。勉強はすっごく難しいし大変だけど始めてしまったらもう自分流には戻れない!”
と仰っていました。
まさに そ れ な ! !です!!